ある時代の流れの中に存在した、ひとつの研究施設を軸にしたキャラ紹介と物語。「戻る」はブラウザBackかパン屑リスト使用推奨です
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「文章が好き!」コミュさんのコミュ主さんから、感想を頂いたわ。
毎度いい女のジーンよ。
あたしの引きが強いですって?…ふふ、嬉しいことを言ってくれるわね。
…なんて言ってるとメタ的に背後にしばかれそうだから、きちんとお礼を言っておかなきゃね。
感想を頂けるなんて、とても嬉しいことよね。
もうお客様用のお座布団を引いて、ちょっと高めのお茶を出しておもてなしコースよ。
アンジェリカさん…経歴から言うとアンジェリカさまかしら?
ダイスにも感謝しつつ、アンジェリカさまの居そうな方向を拝んでおくわね。
ありがとう!コミュの方には背後がお礼に行くと思うわ。
さてと、今回も背後の指令を片付けようかしら。
「03 もしも立場が逆転したら」…あら、これは下克上ってやつ?
ふふふ、いよいよあたしの時代が来たってことね。
まあ、本当の意味ではあたしが人間形態になって、センにはネコの着ぐるみでも着てもらいたいところだけど…う、ちょっと待って。やっぱり今の無しよ。
笑える気もするけど、眉間に皺の寄ったネコなんて可愛くもなんとも無いわ。
着ぐるみよりはネコミミとネコ尻尾装備になるのかしら…?
…何だか今その辺の草むらがざわめいた気がするけど、きっと気のせいよね。
疲れてるのかしらね…あたし。
とりあえずお持ち帰りされないように気をつけてね?
この指令は今までと同じく、『番外編用12のお題~もしも編~』
「ing+be...」さま(http://xy765.web.fc2.com/)からお借りしたわ。
**********
鳥の声に空を見上げると、数羽の鳥がさえずりながら円を描くように飛び回っていた。
特に感慨も無く何となくそれを眺める。
まったくこの場所は遺跡の中だというのにまるでそれらしくない。
いつの間にか遺跡の外に出てしまったのではないかという錯覚すら抱かせる。
「……まあ、どこで外に繋がっているとも限らないしな…。方向はしっかり確認しながら進んだ方が良さそうだ…」
俺は地図に目を落とし独りごちた。
足元で白い猫も空を見上げている。
その目が油断なく鳥の動きを追っているのは、下りて来るならば捕まえてひと呑みしようとでも思っているからだろか。
それともいい玩具とでも思っているのか。
何にしても猫の心理には詳しくはない。
鳥型の種族に手を出されても困るので、俺は彼女の首根っこを捕まえた。
不満そうな目で見返されるが、いつものことなので軽くスルーする。
別に俺はこいつの飼い主ではないので特に何の責任も発生しないと思いたい…が、周囲がそう見てくれるかが問題だった。
共に行動している以上、どうしてもその関係性を疑われるのは仕方がないのかもしれない。
と、ふと何でこの猫がついてくるのか不思議になった。
この猫がいつの間にか横に居るのに気づいたのは1年ほど前のことだが、単なる気まぐれだろうと特に気には留めていなかった。
それが段々と日にちを積み重ねるごとに当たり前の風景になっていっていたが、今まで自分からこの猫に対して何かアクションを起こした覚えはない。
「お前、どうして俺について来るんだ…?」
思わず口から零れた疑問に、猫が怪訝そうな顔をしたような気がした。
そのすぐ後ですうっと細められた碧瞳がギンっと俺を睨む。
何か怒らせたらしい。
「……っ?!」
飛んできた前足の一撃を、放り出すことですれすれ避けることが出来た。
くるんと一回転して身軽に地面に着地した猫は、身を低くしてさらに飛びかかろうとする姿勢を見せている。
…勘弁してくれ…俺が何をしたというんだ。
もしかして鳥を狙うのをやめさせたからか…?
「飯なら後で分けてやるか…ら……」
さらに激しく睨まれて、俺は口をつぐんだ。
どうやら違ったらしい。…いや、もしかしてそんなに鳥が食べたかったのか…?
生憎と手持ちの食料にはパンと雑草ぐらいしかない。
俺は飛び掛ってきた猫をかわしながらため息をついた。
いつ戦闘が起こるか分からない状況の中で、出来るだけ体力の消耗は避けたいんだがな…。
誰か猫の言葉が分かるやつが居るなら、教えて欲しいと本気で思った。
そんなことをしながら、遺跡に入って7日目の日中は過ぎていった。
**********
……ちょっと待って。
普通下克上って言ったら、こう虐げられてるか弱い者が強者を食うってやつよね…?
あたしがいつセンを虐げたっていうのよ?
こんなのやり直しを要求するわよ?!
今回はチキレ発動中…何だか最後ぶった切ってしまった感があるじゃない?
ちょうどいいからやり直しでいいじゃないの。
…うぅ、何だかとっても納得がいかないわー…。
毎度いい女のジーンよ。
あたしの引きが強いですって?…ふふ、嬉しいことを言ってくれるわね。
…なんて言ってるとメタ的に背後にしばかれそうだから、きちんとお礼を言っておかなきゃね。
感想を頂けるなんて、とても嬉しいことよね。
もうお客様用のお座布団を引いて、ちょっと高めのお茶を出しておもてなしコースよ。
アンジェリカさん…経歴から言うとアンジェリカさまかしら?
ダイスにも感謝しつつ、アンジェリカさまの居そうな方向を拝んでおくわね。
ありがとう!コミュの方には背後がお礼に行くと思うわ。
さてと、今回も背後の指令を片付けようかしら。
「03 もしも立場が逆転したら」…あら、これは下克上ってやつ?
ふふふ、いよいよあたしの時代が来たってことね。
まあ、本当の意味ではあたしが人間形態になって、センにはネコの着ぐるみでも着てもらいたいところだけど…う、ちょっと待って。やっぱり今の無しよ。
笑える気もするけど、眉間に皺の寄ったネコなんて可愛くもなんとも無いわ。
着ぐるみよりはネコミミとネコ尻尾装備になるのかしら…?
…何だか今その辺の草むらがざわめいた気がするけど、きっと気のせいよね。
疲れてるのかしらね…あたし。
とりあえずお持ち帰りされないように気をつけてね?
この指令は今までと同じく、『番外編用12のお題~もしも編~』
「ing+be...」さま(http://xy765.web.fc2.com/)からお借りしたわ。
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鳥の声に空を見上げると、数羽の鳥がさえずりながら円を描くように飛び回っていた。
特に感慨も無く何となくそれを眺める。
まったくこの場所は遺跡の中だというのにまるでそれらしくない。
いつの間にか遺跡の外に出てしまったのではないかという錯覚すら抱かせる。
「……まあ、どこで外に繋がっているとも限らないしな…。方向はしっかり確認しながら進んだ方が良さそうだ…」
俺は地図に目を落とし独りごちた。
足元で白い猫も空を見上げている。
その目が油断なく鳥の動きを追っているのは、下りて来るならば捕まえてひと呑みしようとでも思っているからだろか。
それともいい玩具とでも思っているのか。
何にしても猫の心理には詳しくはない。
鳥型の種族に手を出されても困るので、俺は彼女の首根っこを捕まえた。
不満そうな目で見返されるが、いつものことなので軽くスルーする。
別に俺はこいつの飼い主ではないので特に何の責任も発生しないと思いたい…が、周囲がそう見てくれるかが問題だった。
共に行動している以上、どうしてもその関係性を疑われるのは仕方がないのかもしれない。
と、ふと何でこの猫がついてくるのか不思議になった。
この猫がいつの間にか横に居るのに気づいたのは1年ほど前のことだが、単なる気まぐれだろうと特に気には留めていなかった。
それが段々と日にちを積み重ねるごとに当たり前の風景になっていっていたが、今まで自分からこの猫に対して何かアクションを起こした覚えはない。
「お前、どうして俺について来るんだ…?」
思わず口から零れた疑問に、猫が怪訝そうな顔をしたような気がした。
そのすぐ後ですうっと細められた碧瞳がギンっと俺を睨む。
何か怒らせたらしい。
「……っ?!」
飛んできた前足の一撃を、放り出すことですれすれ避けることが出来た。
くるんと一回転して身軽に地面に着地した猫は、身を低くしてさらに飛びかかろうとする姿勢を見せている。
…勘弁してくれ…俺が何をしたというんだ。
もしかして鳥を狙うのをやめさせたからか…?
「飯なら後で分けてやるか…ら……」
さらに激しく睨まれて、俺は口をつぐんだ。
どうやら違ったらしい。…いや、もしかしてそんなに鳥が食べたかったのか…?
生憎と手持ちの食料にはパンと雑草ぐらいしかない。
俺は飛び掛ってきた猫をかわしながらため息をついた。
いつ戦闘が起こるか分からない状況の中で、出来るだけ体力の消耗は避けたいんだがな…。
誰か猫の言葉が分かるやつが居るなら、教えて欲しいと本気で思った。
そんなことをしながら、遺跡に入って7日目の日中は過ぎていった。
**********
……ちょっと待って。
普通下克上って言ったら、こう虐げられてるか弱い者が強者を食うってやつよね…?
あたしがいつセンを虐げたっていうのよ?
こんなのやり直しを要求するわよ?!
今回はチキレ発動中…何だか最後ぶった切ってしまった感があるじゃない?
ちょうどいいからやり直しでいいじゃないの。
…うぅ、何だかとっても納得がいかないわー…。
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