ある時代の流れの中に存在した、ひとつの研究施設を軸にしたキャラ紹介と物語。「戻る」はブラウザBackかパン屑リスト使用推奨です
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(注・少し長いので、前後編に分けてあります)
アストローナ暦170年5月
セティ「誰かの幸せを願うならその手助けをする為に、僕は今、ここにいます。…僕には、命を賭ける理由がある」
シャルロット「何か、光り輝く夢のようだったわ、何もかも。…絶対、忘れないわね、ここであった人、ここで起こったこと、全部」
マスター「…俺は運命に抗い続ける……」
「…諦めるのは…倒れて…動けなくなって…それでも動いて…それでも打つ手がないときに弱音を吐く…それで充分だ……」
レーヴェ「ウチは、自分の幸せのためにがんばるんどす。
みんな笑ぉてへんと、自分だけが幸せでも心苦しゅうおすから」
ルダ「知り合いとか苦しんでんのにどうにもできないなんてさ…もう懲り懲りなんだよね」
「私だって、ただこの大陸にいたわけじゃないんだ!
強くなったんだから!白魔法だってちゃんと使えるようになったんだから!」
エルディス「俺は…お前に良く似た力に狂った男を良く知っているよ…。その男を殺すために…今まで力を付けて生きてきた…」
「その力で…お前を滅してやるよっ!」
セイン「……この戦を…終わらせる。もう誰も死なせたりしません……」
セインたち冒険者は工房を出て、紫竜が翼を休めていた山の中腹に移動しました。
紫竜が目を覚ました!
戦闘が発生!
ルダの攻撃。
俺式ファ・ラァン・クゥス!!
クリティカルヒット!
紫竜に1205のダメージ!
紫竜に913のダメージ!
連続攻撃!
俺式ファ・ラァン・クゥス!!
紫竜に1103のダメージ!
左手を骨折!
「ちっ、堅いね…」
先手を取って仕掛けたルダが、悔しげに吐き捨てた。
2回斬り込んだ後、1回転して切り払う技。
それなりには効いてはいるようだが、打ち込むこっちの反動も大きい。
「それなら、この技ならどうです?」
淳は技を使った!
裏式:散水!!
紫竜に1432のダメージ!
敵の懐に飛び込んで、鱗に斜めから切り込みを入れるように剣を振るう。
堅い敵である程有効であるはずだ。
グォォォッ!
紫竜が一声咆哮した。
五月蝿げにその前足の片方がぶんっと空気を薙ぐ。
紫竜の攻撃。
ゾファルはルレットをかばった!
ゾファルに1532のダメージ!
ミレナは白魔法 レストレイションを使った。
ゾファルのHPが1823回復!
「…無理はしないでくださいね……私は誰も…死なせるつもりはありませんから……」
そうつぶやくミレナに、軽く頭を下げて、ゾファルはルレットに向き直った。
「どこにも怪我はないか?」
「はぅ、お兄ちゃん〜…」
ルレットの大きな瞳が潤む。
「お前は…俺が命を懸けてでも護るからな……」
「お兄ちゃん〜…」
龍弥は技を使った。
紫炎荒破夢幻斬!
紫竜に858のダメージ!
紫の炎をまとった剣が竜の鱗を切り裂く。
「おれたちの勝ちだ!」
吠えるように叫び、龍弥はさらに突進した。
それを嫌った紫竜の尻尾が弧を描く。
紫竜の攻撃。
龍弥に1020のダメージ!
「龍弥さん?!」
たまらず膝を折った龍弥に、エミフィルナが癒しの手をかざす。
同じPTでやってきた仲間だ。
それなりに呼吸は合っている。
エミフィルナは白魔法 リカバーを使った!
龍弥のHPが629回復!
そしてそれはレーヴェも同じだった。
レーヴェ=ルディの攻撃。
紫竜に23のダメージ!
紫竜に36のダメージ!
「あー…、やっぱりうちは非力どすなぁ…」
セインに鍛えてもらった鞭を手元に巻き戻し、レーヴェは苦笑する。
もう一つの武器の飛び道具もまた、セインに鍛えてもらったものだ。
忍びの里に置いてもらっている事に敬意を示してか、『忍』としか銘を刻まなかったセインが。
珍しく違う銘を刻んだ武器。
レーヴェは刻まれた言葉を指先でなぞった。
『静音』。
その響きは作成した者の名前とよく似ている。
紫竜の攻撃。
メルスは攻撃を避けた!
振り下ろされた爪をかいくぐり、メルスは碧の目をきらりと光らせた。
「裂かれる、砕かれる、潰される。どれが良いですか…?」
『やられたら十倍以上でやり返す』を信条にしているメルスは、取り出した爪を構え、人が変わったようにそう笑みを零した。
メルス=カイの攻撃。
1STクリティカル!
紫竜に1529のダメージ!
2ND!
紫竜に930のダメージ!
3RD!
紫竜に431のダメージ!
紫竜が怒りを湛えた目で、目の前の敵たちを睨みつける。
夕日のひとかけらが山の向こうに落ちようとしていた。
グォォォッ!
咆哮と共に生み出された光の塊が、セインたちへと向かう。
紫竜はブレスを吐いた。
くうぱあに1423のダメージ!
パルクレチュアに1190のダメージ!
ルダに1323のダメージ!
メルスに1253のダメージ!
アプリルに1027のダメージ!
「アプリル!!」
エルディスが叫ぶ。
「……だいじょう…ぶ……」
アプリルがよろけながらも立ち上がる。
アプリル=ベーテンは白魔法 リフレッシュを使った!
パルクレチュアのHPが3023回復!
「ありがとう、アプちゃん!」
パルクレチュアがキッと紫竜を見つめる。
「今の、ちょっと痛かったですよ〜。ちゃんと仲良く!それが出来ないと大人じゃないよ〜」
パルクレチュアは精霊魔法 水竜降双撃波を使った!
紫竜に562のダメージ!
パルクレチュアの魔法のすぐ後を追い撃ちするかのように。
エルディスの剣に上乗せされた木属性の魔力が、衝撃波となって紫竜に飛んだ。
エルディスは技を使った。
『Lightning Hounds』!
紫竜に1048のダメージ!
まるで雷をまとった猟犬が竜の喉元に食らいついたように、光が走る。
紫竜の鱗の間から血が滴り落ちた。
攻撃がまったく効いていないということはない。
大丈夫、勝ち目はある。
くうぱあの攻撃。
くうぱあはジキルを掴んで投げた!!
「よし、ジキルいってこ〜い(投」
「にゃーーー!!?」
紫竜に1402のダメージ!
「く、くうぱあさん…一体何を……」
セインが冷や汗を流して、その行方を目で追った。
紫竜に向かって弧を描いて飛んでいったジキルは、ごすっと紫竜の頭の上に落ちる。
「あ、よく飛んだねぇ〜」
まるでそこらに落ちていた石でも投げたような気軽さで、くうぱあがのんびりと評した。
協力攻撃!(何
ジキルは紫竜の頭上を取った。
「ねこぱんち♪」(ぺふ)
敵の頭が勢い良く地面に突き刺さった!!
紫竜に10200のダメージ!
紫竜はもがいている!
「すごいよ…ジキルさん……」
呆気に取られたようにアプリルが呟く声が聞こえる。
驚きの顔を隠せない面々の間を、ジキルはひょこひょこと戻ってきた。
「あ〜死ぬかと思った」
「おっ帰り〜」
くうぱあがにやりと笑みを浮かべて迎える。
その言葉と共に自然に伸びたくうぱあの手が、再びジキルの首根っこを掴んだ。
紫竜は体勢を立て直した。
「もっかい、いってこ〜い(投」
くうぱあの攻撃。
くうぱあは再度ジキルを掴んで投げた!!
「にゃーーー!!」
ジキルの声が尾を引き、またも紫竜の方へと飛んでいく。
紫竜の攻撃。
紫竜は尻尾を振るった。
べしっ。
ジキルは叩き落された。
「あ」
「うわ…(汗」
「おーい、大丈夫か〜……」
地面にめり込んだ彼に呼びかけの声がかかる中、ジキルの足がじたばたと動いた。
すぽっとめり込んだ頭が抜ける。
「くうぱあ、俺に何か恨みでもある…?」
少し恨めしげに見つめるジキルの視線を、微妙に見ていないふりでくうぱあは受け流した。
「……終わりにしよう…」
マスターはルーン魔法を唱え始めた!
……誰も死なせず終わる訳には…行きそうにないな……
…まあ…予想と期待は…裏切られる物だ……
呪語(ルーン)を紡ぎながら、そんな思考の欠片が脳裏を横切っていく。
……それでも…
…勝てないと決まったわけでもない……
…真の闇になろうと…俺は変わらない…運命に抗い続ける……
アストローナ暦170年5月
セティ「誰かの幸せを願うならその手助けをする為に、僕は今、ここにいます。…僕には、命を賭ける理由がある」
シャルロット「何か、光り輝く夢のようだったわ、何もかも。…絶対、忘れないわね、ここであった人、ここで起こったこと、全部」
マスター「…俺は運命に抗い続ける……」
「…諦めるのは…倒れて…動けなくなって…それでも動いて…それでも打つ手がないときに弱音を吐く…それで充分だ……」
レーヴェ「ウチは、自分の幸せのためにがんばるんどす。
みんな笑ぉてへんと、自分だけが幸せでも心苦しゅうおすから」
ルダ「知り合いとか苦しんでんのにどうにもできないなんてさ…もう懲り懲りなんだよね」
「私だって、ただこの大陸にいたわけじゃないんだ!
強くなったんだから!白魔法だってちゃんと使えるようになったんだから!」
エルディス「俺は…お前に良く似た力に狂った男を良く知っているよ…。その男を殺すために…今まで力を付けて生きてきた…」
「その力で…お前を滅してやるよっ!」
セイン「……この戦を…終わらせる。もう誰も死なせたりしません……」
セインたち冒険者は工房を出て、紫竜が翼を休めていた山の中腹に移動しました。
紫竜が目を覚ました!
戦闘が発生!
ルダの攻撃。
俺式ファ・ラァン・クゥス!!
クリティカルヒット!
紫竜に1205のダメージ!
紫竜に913のダメージ!
連続攻撃!
俺式ファ・ラァン・クゥス!!
紫竜に1103のダメージ!
左手を骨折!
「ちっ、堅いね…」
先手を取って仕掛けたルダが、悔しげに吐き捨てた。
2回斬り込んだ後、1回転して切り払う技。
それなりには効いてはいるようだが、打ち込むこっちの反動も大きい。
「それなら、この技ならどうです?」
淳は技を使った!
裏式:散水!!
紫竜に1432のダメージ!
敵の懐に飛び込んで、鱗に斜めから切り込みを入れるように剣を振るう。
堅い敵である程有効であるはずだ。
グォォォッ!
紫竜が一声咆哮した。
五月蝿げにその前足の片方がぶんっと空気を薙ぐ。
紫竜の攻撃。
ゾファルはルレットをかばった!
ゾファルに1532のダメージ!
ミレナは白魔法 レストレイションを使った。
ゾファルのHPが1823回復!
「…無理はしないでくださいね……私は誰も…死なせるつもりはありませんから……」
そうつぶやくミレナに、軽く頭を下げて、ゾファルはルレットに向き直った。
「どこにも怪我はないか?」
「はぅ、お兄ちゃん〜…」
ルレットの大きな瞳が潤む。
「お前は…俺が命を懸けてでも護るからな……」
「お兄ちゃん〜…」
龍弥は技を使った。
紫炎荒破夢幻斬!
紫竜に858のダメージ!
紫の炎をまとった剣が竜の鱗を切り裂く。
「おれたちの勝ちだ!」
吠えるように叫び、龍弥はさらに突進した。
それを嫌った紫竜の尻尾が弧を描く。
紫竜の攻撃。
龍弥に1020のダメージ!
「龍弥さん?!」
たまらず膝を折った龍弥に、エミフィルナが癒しの手をかざす。
同じPTでやってきた仲間だ。
それなりに呼吸は合っている。
エミフィルナは白魔法 リカバーを使った!
龍弥のHPが629回復!
そしてそれはレーヴェも同じだった。
レーヴェ=ルディの攻撃。
紫竜に23のダメージ!
紫竜に36のダメージ!
「あー…、やっぱりうちは非力どすなぁ…」
セインに鍛えてもらった鞭を手元に巻き戻し、レーヴェは苦笑する。
もう一つの武器の飛び道具もまた、セインに鍛えてもらったものだ。
忍びの里に置いてもらっている事に敬意を示してか、『忍』としか銘を刻まなかったセインが。
珍しく違う銘を刻んだ武器。
レーヴェは刻まれた言葉を指先でなぞった。
『静音』。
その響きは作成した者の名前とよく似ている。
紫竜の攻撃。
メルスは攻撃を避けた!
振り下ろされた爪をかいくぐり、メルスは碧の目をきらりと光らせた。
「裂かれる、砕かれる、潰される。どれが良いですか…?」
『やられたら十倍以上でやり返す』を信条にしているメルスは、取り出した爪を構え、人が変わったようにそう笑みを零した。
メルス=カイの攻撃。
1STクリティカル!
紫竜に1529のダメージ!
2ND!
紫竜に930のダメージ!
3RD!
紫竜に431のダメージ!
紫竜が怒りを湛えた目で、目の前の敵たちを睨みつける。
夕日のひとかけらが山の向こうに落ちようとしていた。
グォォォッ!
咆哮と共に生み出された光の塊が、セインたちへと向かう。
紫竜はブレスを吐いた。
くうぱあに1423のダメージ!
パルクレチュアに1190のダメージ!
ルダに1323のダメージ!
メルスに1253のダメージ!
アプリルに1027のダメージ!
「アプリル!!」
エルディスが叫ぶ。
「……だいじょう…ぶ……」
アプリルがよろけながらも立ち上がる。
アプリル=ベーテンは白魔法 リフレッシュを使った!
パルクレチュアのHPが3023回復!
「ありがとう、アプちゃん!」
パルクレチュアがキッと紫竜を見つめる。
「今の、ちょっと痛かったですよ〜。ちゃんと仲良く!それが出来ないと大人じゃないよ〜」
パルクレチュアは精霊魔法 水竜降双撃波を使った!
紫竜に562のダメージ!
パルクレチュアの魔法のすぐ後を追い撃ちするかのように。
エルディスの剣に上乗せされた木属性の魔力が、衝撃波となって紫竜に飛んだ。
エルディスは技を使った。
『Lightning Hounds』!
紫竜に1048のダメージ!
まるで雷をまとった猟犬が竜の喉元に食らいついたように、光が走る。
紫竜の鱗の間から血が滴り落ちた。
攻撃がまったく効いていないということはない。
大丈夫、勝ち目はある。
くうぱあの攻撃。
くうぱあはジキルを掴んで投げた!!
「よし、ジキルいってこ〜い(投」
「にゃーーー!!?」
紫竜に1402のダメージ!
「く、くうぱあさん…一体何を……」
セインが冷や汗を流して、その行方を目で追った。
紫竜に向かって弧を描いて飛んでいったジキルは、ごすっと紫竜の頭の上に落ちる。
「あ、よく飛んだねぇ〜」
まるでそこらに落ちていた石でも投げたような気軽さで、くうぱあがのんびりと評した。
協力攻撃!(何
ジキルは紫竜の頭上を取った。
「ねこぱんち♪」(ぺふ)
敵の頭が勢い良く地面に突き刺さった!!
紫竜に10200のダメージ!
紫竜はもがいている!
「すごいよ…ジキルさん……」
呆気に取られたようにアプリルが呟く声が聞こえる。
驚きの顔を隠せない面々の間を、ジキルはひょこひょこと戻ってきた。
「あ〜死ぬかと思った」
「おっ帰り〜」
くうぱあがにやりと笑みを浮かべて迎える。
その言葉と共に自然に伸びたくうぱあの手が、再びジキルの首根っこを掴んだ。
紫竜は体勢を立て直した。
「もっかい、いってこ〜い(投」
くうぱあの攻撃。
くうぱあは再度ジキルを掴んで投げた!!
「にゃーーー!!」
ジキルの声が尾を引き、またも紫竜の方へと飛んでいく。
紫竜の攻撃。
紫竜は尻尾を振るった。
べしっ。
ジキルは叩き落された。
「あ」
「うわ…(汗」
「おーい、大丈夫か〜……」
地面にめり込んだ彼に呼びかけの声がかかる中、ジキルの足がじたばたと動いた。
すぽっとめり込んだ頭が抜ける。
「くうぱあ、俺に何か恨みでもある…?」
少し恨めしげに見つめるジキルの視線を、微妙に見ていないふりでくうぱあは受け流した。
「……終わりにしよう…」
マスターはルーン魔法を唱え始めた!
……誰も死なせず終わる訳には…行きそうにないな……
…まあ…予想と期待は…裏切られる物だ……
呪語(ルーン)を紡ぎながら、そんな思考の欠片が脳裏を横切っていく。
……それでも…
…勝てないと決まったわけでもない……
…真の闇になろうと…俺は変わらない…運命に抗い続ける……
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